大阪カジノで仮想通貨を使えるのか?(イーサリアム/ビットコイン)
目次
1. 現金, カード決済はデメリットだらけ
2. 現金, カード決済より便利なビットコイン
3. しかし、大阪カジノでビットコイン決済は難しい
現金, カード決済はデメリットだらけ
海外では、カジノをプレイするためのカジノチップ購入方法として現金やクレジットカードが用いられますが、たとえば現金で遊ぶ場合、日本円をカジノがある国の自国通貨に両替してカジノチップを買う必要があり、両替手数料だけでもかなりの金額を取られてしまいます。
一方クレジットカードであっても、日本で発行した「JCBカード」が利用できない海外のカジノ場があったり、使ったお金の支払いが1~2ヵ月後の後払いになるなど、カード1枚あれば決済できる利便性はあるけれど、まだまだ完璧に便利と言える決済方法とは限りません。
また、もしクレジットカードを紛失したり盗難にあった場合は、わざわざクレジットカード管理会社に電話したり、公式サイトからカード使用をロックする手続きをして支払機能を一時停止しなければ、勝手に預金を引き出されたり、個人情報流出につながるおそれもあるでしょう。
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現金, カード決済より便利なビットコイン
しかしそんな中、近年になって「ビットコイン」に代表される仮想通貨(暗号資産)が流通し始めたことで、支払い手段としてだけでなく、現金そのものが変化してしまうほどの新しい革命が起こりつつあります。暗号資産は、スマートフォン1台持っていれば、預金・決済・送金をほぼ無料で瞬時に行うことができるので、現金をスマホ1台で管理(財布アプリに預金)できるだけでなく、店舗の専用レジでスマホ決済したり、相手のスマートフォンに簡単に送金することができるのです。
その上、「ブロックチェーン」と呼ばれる管理者のいらない全自動コンピューター記録システムのような機能を備えていることから、資金を管理する企業に個人情報を渡す必要もなければ、仮にスマートフォンを紛失したとしても、本人でなければ簡単に仮想通貨(暗号資産)が入った財布アプリにアクセスすることさえできないのです。
そのため、2030年1月~6月頃開業を予定している大阪カジノでは、オープン時にすでに仮想通貨による決済が導入されている可能性があります。
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しかし、大阪カジノでビットコイン決済は難しい
しかしながら、現在の仮想通貨(暗号資産)は、仮想通貨取引所で売買が可能なFX的要素があり、さらに日々の為替相場の変動が大きく、2023年時点でも未だ決済通貨として一般に流通するような状況ではありません。
「オンラインカジノ」のように、インターネット上のカジノで稼ぐことを目的とするゲームでは、カジノでは負けたけどビットコイン価格の上昇で「結果的に勝ち越していた…」というように2度のスリルとギャンブルを楽しめますが、こと本場の大阪カジノでは、ビットコインに代表される現在の仮想通貨(暗号資産)を決済通貨として採用するには、為替変動がそれほど高くなく、価格が安定的に推移する状況にならなければ難しいかもしれません。
採用の可能性があるとすれば、大手IT企業や大手銀行、国家などが開発する管理型の暗号資産になるのではないでしょうか。
* なお、オンラインのカジノ場では、すでに暗号資産(ビットコインやイーサリアムなど)による決済が導入されています。詳細は下記を参照。
≫ 世界初のビットコイン導入カジノとは..?
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